チェンマイの地図とロケーション
チェンマイはバンコクより、700キロ北に位置しています。
「北方のバラ」と称されるチェンマイは、その歴史と格から見て、タイ北部最大の都市であり、タイのなかではバンコクに次ぐ第2の中心都市として位置づけられています。
チェンマイの四方は高い山々に囲まれており、チェンマイの南西にはタイ最高峰を誇るドイ・インタノン(標高2556m)が、北にはタイでもっとも美しい山といわるドイ・チェンダオ(標高2175m)が、チェンマイ市街の西には、高名なワット・ドイステープを頂上にいただくドイ・ステープがそびえています。
チェンマイは標高およそ310メートルの盆地であり、チェンマイのどこにいても、高い山並みに取り囲まれた美しい景観を仰ぐことができます。
チェンマイの旧市街
チェンマイの市街地は、東西南北を一辺とする四方を壁に囲まれた旧市街と、その周囲に広がる新市街からなります。
旧市街の一辺は、およそ2キロ(実際は2キロ未満のようです)あるといわれており、周囲を堀で囲まれています。
堀の内側は、かつては堅牢な城壁で囲まれていましたが、道路建設のために取り壊され、今ではターペー門をはじめ5つの門が、その名残をとどめるのみです。
旧市街の東辺の中央にあるのがターペー門で、まさに街のランドマークとなっています。
北辺の中央にチャンプアック門、西辺の中央にスアンドーク門、南辺には2つの門があり、東寄りがチェンマイ門、西寄りがスアンブルク門です。
5つの門は、はじめはどれも同じように見えるため、なかなか見分けがつきにくいのですが、旧市街を探索するためにも、門の名前と位置を覚えておくと、迷うこともなくなります。
堀を挟んで内側と外側に道があり、それぞれ一方通行となっており、旧市街を一周できます。
堀の内側をまわっている限りは、旧市街のなかにいることになります。
旧市街から離れ、他のエリアに向かう際には、堀の外側の道から、東西南北それぞれの方向に進みます。
街の東側にはビン川が、北から南に向かって流れています。
ビン川は下流で、バンコクのチャオプラヤー川になります。
チェンマイ市内の地図
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旧市街の北側
チャンプアック門の北側では、朝市が毎朝早朝から昼前まで開かれています。他の市場に比べて野菜などの値段が安く、季節のフルーツなどがいち早く並ぶことでも有名です。
旧市街の北側に位置するチャンプアック通りを進むと、左手にタニン市場、右手にラチャパット大学があり、ほどなくスーパーハイウェイに至ります。
そのまま、まっすぐ107号線を北上すればメーリム・メーテン方面です。
メーリム・メーテンには、複数のエレファントキャンプや蘭園(オーキッドファーム)・蝶園があり、象乗り体験やエレファントショー見学などを楽しめます。
タイガーキングダムや首長族の村も、この近くにあります。
さらに北上すれば、チェンダオ洞窟があるドイ・チェンダオ方面に至ります。
その途中、国道1095号を折れれば、リゾートとして有名なパイ、メーホンソン方面へ向かいます。
旧市街の南側
チェンマイ門の市場は、市街地のなかでもっとも交通量の多いところにあるため、規模自体は小さいものの、毎朝多くの人たちで賑わっています。
チェンマイ門から南西に延びている通りは、毎週土曜日になるとサタデーマーケットが開かれ、活況を呈します。
市街地の南(というより南西方向になります)は、チェンマイ空港がある方面です。
チェンマイ空港の近くに、日本領事館とチェンマイイミグレーションがあります。
大型ショッピングセンターとして有名なエアポートプラザも、空港の近くに位置しています。
エアポートプラザには各種ブランド品をはじめ、たいていの物が揃っています。
また、日本食やステーキをはじめ、レストランも充実しています。
エアポートプラザを右手にさらに南に進むと、ハンドンエリアに出ます。
ハンドンはベッドタウンとして急速に発達しており、ロータスに加え、ビックCやマクロなどの大型スーパーが次々に店舗を構えています。
チェンマイ・ナイトサファリも、この近くです。
ハンドンをもう少し先に進むと、雑貨や木工品で有名なバーン・タワイがあります。
バーン・タワイでは、手作り工房で作られた雑貨を、卸値価格で安く入手できます。
世界各国からバイヤーが集まることでも有名です。
ハンドンを抜けてサンパトーンを超えると、タイ最高峰のドイ・インタノン方面へとつながります。
メーサリアン経由でメーホーソンへ行くこともできます。
また、サムーン方面へ折れると、エレファントキャンプがあるメーリムへと抜けられます。
メーリムへと至る景観は、なかなか絶景です。
旧市街の東側
旧市街の東側には、ナイトバザールがあります。
チャンクラン通りのナイトバザールは、タイ最大のナイトバザールとして有名です。
CMランナーツアーも、このナイトバザールの近くに位置しています。
ナイトバザールでは似顔絵を描いてくれるお店もいくつかあり、人気を博しています。
また、ナイトバザールの近くは、チェンマイ最大のホテル街でもあります。
チェンマイ最大の市場、ワローロット市場も、ナイトバザールからほど近い場所にあります。
ナラワット橋を過ぎて、さらに東に進むと、チェンマイ駅を右手に見ながら、日傘で有名なボーサンを経て、サンカンペーンに至ります。
サンカンペーン温泉は、サンカンペーンの市街地からさらに20キロ以上離れた場所にあります。
サンカンペーンへ出る前に、11号線を右に折れれば、古都ランパーン・ランプーン、およびバンコク方面へとつながります。
市街地からナコンビン橋を通って北東へ向かえば、チェンライ・メーサイ方面へ至ります。
旧市街の西側
旧市街の西には、ドイステープがひかえています。
山の麓にはチェンマイ大学の広大な敷地が広がっており、その近くに、このところ急速に賑わいを見せているニマンヘン通りがあります。
ニマンヘン通りには、高級ブティックやハイグレードなコンドミニアムが集まり、地価が急騰しています。
ニマンヘン通りから、小さな筋に入れば、おしゃれなお店やカフェが並んでいます。
ドイステープの麓には、パンダやコアラで人気のチェンマイ動物園があります。
チェンマイのシンボルともいえるワット・ドイステープは、このステープ山の頂上に位置します。
ワット・ドイステープを過ぎると、王室の離宮プーピン・パレスがあり、さらに進むと、チェンマイ市内からもっとも近い山岳民族の村にあたるドイプイ(メオ族の村)があります。