チェンマイの暑季

チェンマイの暑季(暑期)3月・4月・5月の気候

過ごしやすかった乾季が終わり、チェンマイに暑い夏が訪れるのは、だいたい3月の中旬から下旬にかけてです。

タイの国花にあたるラーチャプルック(ゴールデンシャワー)の黄色い花が、ひと足早く、チェンマイの夏の到来を教えてくれます。

お昼前後の日差しが強くなり、熱く蒸されたコンクリートやアスファルトからの照り返しが、熱風となって肌に感じられるようになれば、チェンマイの本格的な暑季のはじまりです。

太陽が照る昼間は、肌を刺すような日差しが注ぎ込みます。暑いです。ひたすら、暑いです。

この時期、カンカン照りのなかで外出するタイ人は、極度に減ります。
平気な顔で歩いているのは外国人ばかり・・・。

暑季の昼間の散歩は、たとえ短時間でも日射病と脱水症状に気をつけないといけません。
水分を早めに、多くとるようにしましょう。

あまりの暑さに、1日中クーラーをつけて過ごす日も、けして珍しくありません。

それでも、陽が沈むと、チェンマイでは急速に涼しさが戻ってくることが多いようです。
盆地特有の気候ですね。

また、暑いといっても、海の近いバンコクとは異なり、チェンマイの暑さはカラッとしています。
昼間でも木陰に身を寄せれば、すっと暑さが引いていきます。

4月のソンクランの時期が、チェンマイでもっとも暑いときです。
最高気温が40度近くまで跳ね上がります。クルマのなかも、クーラーがなければ蒸し風呂状態です。

ソンクランが終わる頃(最近はソンクランの時期によく雨が降ります)には、まとまった雨が(ときには数ヶ月ぶりに)降ることもあり、ひと雨きたあとは気温も一気に下がるため、暑季でも快適にすごせるようになります。

なお、この時期にチェンマイに観光に来られる場合でも、半袖ばかりでなく長袖をもってくると重宝しますよ。

ことに、長距離バスに乗る予定のある方は、長袖は必需品になります。あるいは薄手のジャンバーでもよいぐらいです。

なにせ、タイのバスや飛行機、レストランでは、これでもかとばかりにクーラーを効かせます。
クーラーをギンギンにかけることが、最高のサービスという感覚が、タイにはあるようです。

たしかに、暑い野外から冷房の効いている空間へと、一歩なかへ入ったときには気持ちよく感じますが、長くいるとなると、話は別です。
半袖だけだと、ガチガチ震えるハメになりがちです。

なぜかタイの人は平気のようですが、一様に外国人には耐えられないほどの寒さのようで、バスが休憩所にとまると、外国人はいっせいに太陽の下に飛び出し、暖をとる姿をよく見かけます。

多少荷物になっても長袖を持ってくることを、おすすめします!


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